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合流式下水道の改善への取り組み

印刷用ページを表示する更新日:2017年5月10日更新 <外部リンク>

分流式と合流式

下水には雨水と汚水(台所、トイレ、洗面所、風呂などの排水)があり、その排除方法には「分流式」と「合流式」の2つの方式があります。
「分流式」とは雨水と汚水を別々の管で導く方法で、「合流式」とは雨水と汚水を同一の管で導く方法です。
「分流式」に比べ「合流式」は、一般的に下水道管渠の建設費が安価となり、管渠1本で浸水解消と水洗化が同時に行えることから、全国的に早く下水道整備に着手した都市において採用されてきました。

分流式

分流式は汚水は汚水管で終末処理場へ、雨水は雨水管で公共用水域へ放流します。

合流式

合流式は汚水と雨水を合流管で終末処理場へ導きます。

「合流式」下水道の問題点

「合流式」の場合、雨が降ると一時的に流入する水量が急激に増加します。その際、管渠や処理場の能力を超える量の水は、未処理の状態で河川や海に放流されてしまいます。公衆衛生的にも、水質保全の面からも好ましくありません。
「合流式」下水道を「分流式」下水道へ変更するには、道路へもう1本の管渠を整備し、汚水と雨水を分けて流入できるように宅地すべての排水設備を変更し、雨水対策も施さなければならなく、多くの工事と多額の事業費が必要となり容易なことではありません。

周南市の「合流式」下水道整備地域は?

周南市では、昭和23年に当初下水道事業認可を取得し、おおよそJR徳山駅周辺で山田川と東川を挟んだ国道2号以南の市街地中心部(遠石、岐山、関門、中央、今宿地区の一部:約377ヘクタール)を対象にして「合流式」で整備されてきました。

合流区域図[PDFファイル/344KB]

周南市の対策

平成14年度に「徳山市合流式下水道改善計画」を策定しましたが、下水道法施行令の改正や新技術の確立を受け早期に対策を講じるため、平成21年度に「周南市徳山中央処理区合流式下水道緊急改善計画」を策定し、「分流式」並みの排出負荷量とするため、平成25年度までに以下のような対策をとりました。

  1. 汚濁負荷量の削減(水のよごれの軽減)
    徳山中央浄化センターの最初沈殿池を簡易処理の高度化施設に改造する(処理能力の向上)。
  2. 公衆衛生上の安全確保(未処理放流回数の半減)
    未処理放流回数を半減させるため、部分的に雨水分流化(雨水を汚水と混ぜずに河川へ導く)と、雨水吐室(雨水と汚水の混合水が溢れて流出する場所)5か所の堰のかさ上げ(越流頻度を下げる)を行う。
  3. 夾雑物の削減(ごみの流出防止)
    20か所の雨水吐室にスクリーン(異物を止める引っ掛かり)を設置する。(別途1か所は既設)

平成27年度に事後評価を行いました。

周南市合流式下水道緊急改善事業事後評価アドバイザー会議
平成27年11月10日第1回会合
平成28年2月3日第2会会合

事業評価シート[PDFファイル/65KB]

詳細説明書

  1. 基本方針の確認[PDFファイル/1.16MB]
  2. 合流式下水道の現状把握[PDFファイル/5.15MB]
  3. 検討条件の設定[PDFファイル/1.79MB]
  4. 緊急改善事業の事後評価[PDFファイル/4.03MB]
  5. 今後の合流改善のあり方検討(案)[PDFファイル/261KB]
  6. 事業評価シート[PDFファイル/592KB]
  7. アドバイザー会議資料[PDFファイル/221KB]
  8. 第1回会議資料[PDFファイル/4.72MB]
  9. 第2回会議資料[PDFファイル/4.60MB]
  10. アドバイザー会議議事録[PDFファイル/1.41MB]

今後の方針

  1. 汚濁負荷量の削減(水のよごれの軽減)
    適正な除去率を満たす処理能力の維持、管渠からの不明水対策が期待できる処理施設、管渠の長寿命化を実施することにより、更なる汚濁負荷量の削減を図る。
  2. 公衆衛生上の安全確保(未処理放流回数の半減)
    1についての対応方針と共通することから、同様の対応により、未処理放流回数の更なる減少に努める。
  3. 夾雑物の削減(ごみの流出防止)
    スクリーンの適切な維持管理を行い、夾雑物の流出防止に努める。

放流水域(徳山湾、東川、山田川)の状況

環境政策課ホームページの「環境報告書」にて、水質の状況を確認できます。

最後に

「合流式」下水道の改善対策が進むと、未処理下水が公共用水域に流出する回数が減少し、夾雑物(大きなごみ)も減少するため、公共用水域の水質向上が見込めます。

  1. 水に溶けないもの(油、野菜くずなど)を下水道に流さない
    水に溶けないものを流すと下水道の詰まりの原因にもなりますが、オイルボール(油のかたまり)などが未処理下水として、河川、海を汚します。
  2. 雨水を直接下水道に流さず有効利用を検討する
    雨水浸透施設、雨水貯留施設の設置を検討してください。住宅地などに降った雨水を地面へと浸透させることのできる雨水浸透桝や、道路路面に降った雨水を舗装内の隙間から地中へ浸透させる透水性舗装の活用などがあります。詳しくは、公益社団法人雨水貯留浸透技術協会のホームページ<外部リンク>へ。
  3. 道路(側溝)にたばこの吸殻などのごみを捨てない
    側溝に捨てたごみが、河川、海を汚します。
  4. 地域で落ち葉やごみの清掃活動を行う
    落ち葉などのごみが、河川、海へ流出するのを防ぎます。

リンク

国土交通省合流式下水道の改善<外部リンク>

すいすい君 

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